スポンサーリンク
こんにちは、みやです。
私は出産まで、正規職員(学級担任)として働いていた経験を活かし、現在は小学校の非常勤講師の仕事をしています。
保護者からみると、学級担任じゃないんだけど、教室にいる先生っていますよね。あれです。
その中でも、非常勤講師は、時給で働いている時間講師ともいわれます。
よくいる、産休中の先生にかわってガッツリフルタイムで担任を受け持っている人ではなく、何コマか授業を行う講師ですね。その先生の仕事についてあれこれ話していきたいと思います。
そもそも、あの先生たちは、どこから派遣されてきてるの?
というと、都道府県の教育委員会だったり、市町村の教育委員会だったりします。
勤務形態や時給も、都道府県採用なのか、市町村採用なのかによって違います。
一般的には、市町村採用(市費職員)よりも都道府県採用(県費職員)の方が時給が高い傾向があるように思います。
ですから、私も県費職員として働いています。
自分が非常勤講師になろうと思って情報収集しようとしたときに、あまり詳しい情報がネットで得られなかったんですよね。
ですから、これから数回に渡って、非常勤講師という仕事について詳しく話していきたいと思います。
もちろん、都道府県によって多少仕事内容や待遇など違いがありますので、ご了承ください。
初回は、非常勤講師(時間講師)の仕事内容についてです。
目次
仕事内容色々
都道府県によっても多少違いますが、大体似たような仕事内容だと思ってください。
ケガや妊娠中の先生のクラスの体育を担当
ケガや妊娠によって、体育の授業をすることが困難な担任の先生に代わって、体育の時間だけ勤務します。
この仕事、突発的に講師が必要になるんで、教育委員会の担当の方も焦った様子でオファーのお電話をくださいます。まあ、いつもお断りしてしまうのですけどね・・・
だって、体育の時間だけって・・・週に3時間だけ。1日1時間だけってことですよ。うーん、、効率が悪い・・・
ケガ、病気などで担任不在の時のピンチヒッター
重いケガや病気などで急に担任がしばらくお休みすることになった。でも、そんな急に代わりの担任が見つからない。もしくは、2~3カ月で復帰できそうだからその間だけなんとかつないでほしい。
てな時にオファーをいただきます。
私も、骨折をしてしまった先生の代わりに授業をしに行ったことがあります。
フルタイムではなくて、一日数時間だけ勤務していました。
新一年生の補助
新一年生は、ものすごく手がかかって大変なので、担任の先生の手助けをします。
これは、一学期だけとか、秋までとか、期間限定の仕事であることが多いです。
また、特定のクラスで働くのではなく、1年生全体を担当します。
1時間目は2組が体育だから補助に行こう。
2時間目は4組がハサミを使う図工だから補助に行こう。
という風に毎日臨機応変に対応します。
スポンサーリンク
特別支援が必要な子につく
これは、どちらかというと市町村採用の職員の仕事であることが多い気がしますが、授業中どうしても皆と同じように学習ができないようなお子さんの補助に入ります。
基本的にはその子のみにピタッと寄り添います。
学級崩壊クラスを立て直す
学級崩壊してしまったクラスの運営を改善させ、学級を落ち着かせます。
私が一番経験が多いのはこちらの仕事です。詳しくはまた別の記事で解説したいと思います。
担任と子どもの信頼関係がなくなっているケースばかりですから、そこらへんも改善できるように頑張らなくてはなりません。精神的にハードな仕事です。
小さいお子さんがいる担任の仕事折半
子どもがまだ小さいため、早く退勤したい。とか、遅く出勤したい、といった先生のクラスに入ります。
基本的には担任と同じ仕事をします。
主任先生の授業時数軽減
生活指導主任、教務主任など、〇〇主任のベテラン先生は、仕事量が多いです。自分のクラスのことだけ考えてるわけじゃないですからね。そういう先生には、授業時数の軽減措置があります。
一週間のうち、2~3時間は授業やんなくていいよ。てやつです。
その授業を代わりに受け持ちます。
ベテラン先生のクラスは大体落ち着いていることが多いので、比較的楽な仕事でしょうか。
まあでも、指導力に自信がない場合は逆にプレッシャーかも・・・
特定の教科の担当
ある特定の科目だけ受け持つという仕事です。
音楽
音楽は、音楽専科の先生がいる場合が多いですが、音楽専科の先生に受け持つのは3年生から。なんて決まりのある学校もあるんで、そういう学校の低学年の音楽を受け持ったりします。あんまり多くない仕事ですね。
図工
これも音楽と同じ感じです。図工の専科の先生がいることが多いですので、あまりオファーはないかな。
理科
理科は、とにかく授業準備が大変なので、結構オファーがあります。T2(補助の先生)として担任の授業のサポートをする場合もありますし、逆に、担任が補助にまわり、講師がT1(前に立って授業をする)となることもあります。
家庭科
家庭科も理科と同様、準備が大変です。しかし、家庭科は5年生と6年生しか学習しませんので、授業時数としては少ないですね。
上述し、主任教諭の軽減として、家庭科、理科、書写などは週に数時間しかないので、選ばれやすい教科です。
いかがだったでしょうか。
何度も言うように、都道府県、市町村によって仕事内容は異なります。
例えば、東京には特定の科目の講師の仕事が多く、オファーも結構ありますが、埼玉にはあまりない。
埼玉には、新一年生補助や学級運営補助の仕事があるけど、東京にはあまりない。
ですから、自分が働きたい都道府県の教育委員会に電話して聞いてみるのが一番です。
あ、ちなみに、時給も都道府県によって違います。
正規職員として何年勤めていたかで時給が変わる東京(10年以上勤務で2800円だったかな)と、変わらない埼玉(2800円)。
ですから、県境に住んでるよって場合は、どの県で働くのがいいのか、待遇を比べて決めてもいいと思いますよ。
ではでは、読んでいただきありがとうございました。
スポンサーリンク
コメント