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こんにちは、みやです。
12月に入り、いよいよ寒くなってきました。
今日は、教室の温度調節について話したいと思います。
目次
エアコンついてる?
皆さんのお子さんの学校はエアコンがついていますか?
私が住む市では、全ての小学校にエアコンがついています。
夏の危険な暑さが問題視されている中、続々とエアコンを設置する市区町村が増えていますよね。
今後、ますます増えていくでしょうね!
でも、エアコンがあるからって安心しないでください。
担任によっては、エアコンの使い方が下手で、かえって子ども達が大変な思いをすることもあります。
教室の温度調整って結構難しい。
そもそも、教室の温度調整って、家のリビングよりずっと難しいんです。
その理由はというと、
場所によって体感温度が全然違うから!!!
- 教師が立っている黒板前
- 窓際の席
- 廊下側の席
- エアコンの風が直撃する席
同じ教室内でも、結構体感温度が違うんですよ!
特に、窓際と廊下側の温度差は結構あります。
冬の窓際は陽の光があるので温かく、廊下側はドアからの隙間風で極寒。
夏は逆に窓際が熱く、廊下側の方がましかもしれません。
子どもに「寒い?エアコンつける?」ときくと、窓際の子と廊下側の子は意見が割れますから。
だから、先生は良かれと思ってエアコンをつけるのですが、それが教室の席によっては適温ではなくなるってこと、あるんですよ。
エアコンの使用ルールがある学校も。
学校によっては、〇度を超えたらクーラーつけてよし! 〇度を下回ったら暖房付けてよし!
みたいなルールがありますので、それに従う必要があります。
でも、その温度設定が結構シビアだったりするんで、いちいち従ってられないことも多いです。
大切なのは、子どもたちの健康を守ることと、学習に集中できることですから、
それが達成できないような温度だと担任が感じた場合、エアコンをつけることになります。
まあ、中には決まりを徹底的に順守している真面目教師もいるかもしれませんけど・・・
それはそれで、仕方ないですよね。決まりなので。
空調のこと考えてない教師がほんと多い。
私は、現在非常勤講師をしていて、担任の補助をすることも多いので、授業中に「おはよー」と、教室の中に入っていくことが多いです。夏冬は、私が到着すると、ほとんどのクラスでエアコンが運転中なのですが、大体のクラスが、
暑すぎる!
寒すぎる!
そして、
乾燥してる!
と感じます。
これ、教師はなんで気付いてあげられないんだろうな。
授業に夢中になっていて空調まで気が回らないのかな。
ですから、私は教室に入ると、まずは空調管理をします。
エアコンの温度設定を変えたり、窓をほんの少し開けたり。
勉強しながら、子ども達のほっぺが真っ赤になっているクラスも結構ありますからね。
また、空気の乾燥はウイルスの拡大の原因になりますので、できるだけ加湿器を付けて欲しいですね。
元教師が教える。クラスでノロやインフルを流行らせないためにできること。
↑ この記事にも書いたように、加湿器がない場合は、カーテンを霧吹きで濡らすなどして工夫をするのも手だと思います。
私がやっていた工夫
私自身、風邪を引きやすい体質なので、空調管理には結構気を遣うタイプの教師でした。
空調管理に関しては、自分なりに試行錯誤していい方法を見つけたつもりです。
私が担任だった時に、空調管理に関してやっていたことを挙げてみます。
夏
カーテンは基本閉める。
夏は、日差しが入るとあっという間に室内の温度が上がるので、カーテンは閉めておきます。窓際の子に、「開いてたらしめてね」と、お願いしておくと助かります。
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エアコン直撃席の児童の保護者には前もって連絡。上着を学校に置いておくよう話す。
これすごく大事。エアコンの風が直撃する席の子の保護者にはそのように話しておきます。そして、夏でも厚めの上着を持たせてもらうようにお願いします。まあ、直撃しなくても寒さに弱い子は上着をもってきておいて、エアコンを使う時期だけは、椅子に上着をかけておいていつでも脱ぎ着するよう声をかけます。
夏でも加湿器はつける。
乾燥するのは冬だけじゃないんですよ。夏だってエアコンをずっとつけていると乾燥することがあります。教室に湿度計を置いておいて、必要であれば夏でも加湿器を稼働させます。
休み時間後は一旦温度を下げる。
外遊びから帰ってきた子どもたちは汗だくなので、少し設定温度を下げてやります。その方がすぐ学習に取り組むことができます。で、授業が始まって少ししたらまた温度を上げましょう。汗が冷えて逆に寒くなりますからね。
冬
とにかく加湿する。
教室って、隙間風は多い、子どもの出入りは多いんで、加湿器ずっとフル稼働させてもすぐ乾燥してしまいます。
水がなくなったらすぐ補充してしっかり加湿しましょう。
窓は指一本分くらい、一日中あけとく(休み時間に特別換気はしないでも大丈夫)
子どものが30人ひしめいていると、案外暖房をつけなくてもほんわりあったかくなることってあります。
その温かさを休み時間ごとに窓を全開にして換気することで逃がしてしまうのはもったいない。
窓は常時ほんの少しあけておくだけで、充分換気はできます。だって、廊下側は隙間風すごいしね。
それである程度暖かさが保てて、暖房をつけなくていいならその方が空気が乾燥しなくていいですから。
どうしても寒い時間帯だけほんの少しエアコンをつける。
とはいっても、やはり雪の日とか、朝は寒いので、エアコンをつけましょう。
マスクをさせる。
風邪をひいていなくても、基本的に冬はマスクをつけさせます。加湿器だけでは加湿が追い付かないので。
こんな感じです。
大事なのは、教卓にずっといるんじゃなくて、教室のあちこちを歩き回って体感温度を確認するってことです。
机間指導しながら確認できますからね。
寒そうな子がいたら上着を着せたり、ほっぺが真っ赤な子がいたら一枚脱がせたり、気配りをしつつ授業を進めましょう。
ここまでは、教師向けに語ってきましたが、次は保護者向けのアドバイスです。
子どもの座席を確認
まずは、自分の子どもの座席が教室のどのあたりなのか確認しましょう。
上で述べましたが、
窓際は、夏は暑すぎ。
廊下側は冬寒すぎ。
である傾向があります。
まあ、窓の作りによっては、窓際であっても隙間風があったりして寒いかもしれないけど。
うちの子は、真ん中あたりだから心配ないわ!と思っても、真ん中あたりはエアコンの風が直撃している可能性が高いです。
そして、子どもに教室の空調について聞き、必要な対策をしてあげましょう。
脱ぎ着しやすい服装にしてあげるとか、上着を一枚多く持たせてあげる。マスクをするよう声をかけるなどですね。
あまりにもな担任には意見してもOK
対策を講じても子どもが寒くて辛い&暑くて辛いというなら、担任が全く空調管理に気を遣っていない可能性があります。
・寒すぎるようなので、授業中もジャンパーを着せていいですか?
・手がかじかんで動かないそうなのでホッカイロを持たせていいですか?
・うちの子は暑すぎて汗でプリントが破れるそうなのですが、他のお子さんはどういう様子でしょうか?
とか、なんでもいいんで、伝えてみてください。
きっと今よりは快適な温度になるよう調整してくれると思います。
読んでいただきありがとうございました。
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