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こんにちは、みやです。
4年生の学級崩壊クラスの話が続きます。
今回は、どうやってクラスを良い方向に導いていったのかということについて話します。
今までの話はこちら↓
非常勤講師の活動報告書⑫4年生学級崩壊クラス 完全に孤立していた担任
非常勤講師の活動報告書⑪4年生学級崩壊クラス 担任の問題点が山積!
基本を叩き込む
今回はもう4年生ということもあり、子供たちは、自分たちの今の状態が異常であるということに気付いています。
ですから、そんな態度は許されませんよ。ということを伝えていきました。
学級ルールもガンガン決めていきます。
具体的には、低学年の学級崩壊の時と同じです。↓
非常勤講師の活動報告書④ ~一年生の学級崩壊クラス 問題児対応編
私のことは、怖い先生と思われてもいいです。
とにかく毅然とした態度で接し、子供たちの甘えを許しません。
学級崩壊クラスに共通することは
人の話を聞かない
ということなので、そこを重点的に改善させます。
人が話している時は絶対喋らない。
挙手してさされた時以外は絶対喋らない。
イスにはきちんと座る。
という基本を守らせます。
また、授業に集中するために、
机上整理させる(私は、鉛筆と消しゴムだけ出して、筆箱はしまわせる派です)
忘れ物を絶対させない(家庭との連絡を密に)
席替えをする(ケンカをするペアを離す)
といった取り組みをしました。
また、掃除や給食の際のルールもギッチギチに細かく決めてしまいました。
真面目にやっている子ばかりが損をしないように、平等になるよう決めました。
児童理解&心をつかむ
低学年ですと、休み時間に一緒にワーッと身体を動かしていると自然と関係が良くなっていくことが多くて楽なんですが、中学年、高学年になってくると一筋縄ではいかない子も多いです。
そういう子に限って学級崩壊の大きな要因となっている問題児だったりするので、心を開いてもらうよう努力しました。
そういう子たちは、担任との関係がうまくいっていない所に、口うるさい私が現れたことで余計に反抗的な態度でいたりします。
そこでめげずに、とにかく個別にどんどん話しかけたり、頑張りを認め、褒めたりしていきます。
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今回は一番目立つ男児がなかなか心を開いてくれなかったのですが、ある日その子が何気なく言ったギャグが私のツボにはまりまして。
その時は担任がぴしゃりとその子を注意したので私もなんとか笑いをこらえたのですが、休み時間に、
「〇〇君、さっきのやつもう一回やって。面白すぎた。笑いこらえるの大変だった」
と、話しかけたことをきっかけに一気に距離が縮まりました(笑)
ひねくれている女の子の場合、徹底的に話をじっくり聞き、話し相手になることで心を開いてくれることが多いですね。
とにかく、様々な場面で仲良くなるチャンスを見逃さず、どんどん積極的に話しかけました。
ボス猿的な子が心を許してくれると、逆にこちらの味方になってくれるので、大変助かりますからね。
担任に授業の進め方のアドバイス
子供に、話をききなさい。と、いい聞かせ、良い態度できちっと授業に参加できるようになっても、
担任の授業があまりにもつまらないと、子供にとっては苦行になってしまいます。
実際、今回も、なんとか子供たち全員を担任の方に向かせたのに、
担任がくらーい喋り方で淡々とつまらない授業を続けていたんですよね・・・
子供に対して、
ごめんね。これを静かにずっと聞いてるの辛いよね。
って思ってしまいました。
ですから、少しでも楽しみを見出せるような授業になるよう、学級担任に色々とアドバイスをしました。
一方通行の座学になってしまっている授業ばかりだったので、
話し合い活動を取り入れたり、発問を工夫して多くの子供たちに発言させたりしていきました。
また、初任者なのである程度仕方ないところなのですが、教材研究が足りていなかったので、
一緒に授業の組み立て方などを話し合うようにしました。
基本、褒めまくる
子供にも、担任にも、沢山ポジティブな言葉をかけて、褒めまくりました。
クラス全体がどよーんとしていて、負の空気が漂っていたので、それを少しでも払拭できるような雰囲気づくりをします。
子供はもちろんなのですが、担任もすっかり自信を失い、表情も暗かったので
休み時間に
「さっきの発問すごくよかったです!」
「先生が〇〇って言ったら、子供たちの顔が輝いてましたよ!」
とかなんとか色々話しかけました。
そんな感じで、子供と担任を同時進行で変えて行けるよう心掛けました。
どちらかだけが変わってもダメなんですよね。
教室の雰囲気は子供と担任の融合で出来上がるものなのだと思います。
さあ、クラスの様子はどうなっていったか。次回まとめていきたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。
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