元教師が暴露!クラスの座席はこうやって決めています。

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こんにちは、みやです。

 

前回の記事では、クラスの席は、先生が決める場合と子ども達と共にくじ引きなどで決める場合があるという話をしました。

元教師が暴露、席替えの方法で我が子のクラスの様子がわかる!?

 

今回は、実際先生はどうやって座席を決めているのかという細かい話をしていきたいと思います。

 

座席を決めるポイント

座席を決めるポイントについて解説します。

基本的には「授業が円滑に進められる空間」を目指して座席を決めます。

 

相性の悪い子同士を離す

学校って、狭い閉鎖された部屋に大勢の人間が押し込められてる空間です。いろんなタイプの人間がいるので、当然相性の悪いペアも存在します。犬猿の仲ってやつですね。

授業中に暴言を吐きあわれちゃたまりませんので、出来るだけ席は離します。

 

落ち着きのない要注意人物

授業中、ふざけたり、大声を出したり、席を立ったりといった落ち着きのない子の位置には特に気を遣います。

こういった子がクラス全体の雰囲気を悪くしたり、勉強をしようというやる気を削ぐことは多々ありますからね。

皆の目線に入らないように一番後ろの一番端っこにすることもありますし、教卓のすぐ目の前の座席にして、ふざけようものならすぐ叱れるようにすることもあります。

私は最近、学級崩壊クラスの補助の仕事をしていましたが、その時にはこういった手のかかる子たちは横でも後ろでもいいんでとにかく端っこに寄せてもらっていました。私が歩いて指導しに行きやすいので。

私が教室の真ん中でその子らの指導に当たっていては、他の子の気が散りますしね。

過去のトラブルを加味

例えば、以前隣同士にした時に、男子がふざけて振り回したコンパスが女子の手に刺さった。保護者大激怒。

みたいな、トラブルがあった場合再びそのペアが一緒の席にならないようにします。

親から「席を決め直してください」とかいう苦情があったら面倒ですからね。

 

目が悪い子を前の方に

最近の子どもたちは眼鏡率が高いです。

中学年くらいになると、下手するとクラスの三分の一の子が眼鏡だったりします。

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眼鏡をかけていてくれればいいのですが、保護者の方針で

 

「〇歳までは眼鏡にはしないわ!!」

「眼鏡をかけると度が進むからまだ裸眼で粘らせるわ!」

 

というご家庭も割とあるんですよね。

だから、目が悪いのに眼鏡をかけていない子ってクラスに数人いるんです。

そういう子たちは前から2列目くらいまでにします。

 

聞こえづらい子を前の方に

耳が聞こえづらい子って、あまりいないんじゃないかと思いません?

補聴器を付けているような子はあまりいないのですが、

中耳炎が原因で耳が聞こえづらい子は結構いるんです!

実は私の娘もそうなんです。

風邪を引くと、滲出性中耳炎になってしまい、耳に水が溜まって小さい音が聞こえづらくなります。

風邪の時限定なんですけどねー。担任の先生には、一応前の方にしてほしいと頼んであります。

そういった子はやはり、前から2列目くらいまでに座らせます。

 

特別な支援が必要な子

学習に遅れがある子や、教師の指示を理解するのに時間がかかるような手がかかる子は、しっかりした子の隣にします。

その子がお世話係みたいになってしまうんですけどね・・・

教師はどうしても上で書いたような、騒がしい要注意人物を抑え込む方に気が行くので、

大人しいんだけどやることが非常に遅い。とか、

素直で真面目でいい子なんだけど、書くのが遅い、計算が遅すぎる。とか、

そういったタイプの子は、面倒見の良い子が隣にいて助けてくれるととても助かるんです。

大体しっかり者女子が頑張ってくれることが多いです。

 

あ、そういえば以前ミャンマー人の女の子が転入してきた時にも、しっかり女子の隣にしてあげましたね。

言葉が通じない上に隣がハチャメチャ男子だったら可哀想ですもん。

 

背の高さ

 

あまりにも背が低い子が一番後ろになったり、ものすごい背の高い子が最前列真ん中とかになったりはしないように気を付けます。

上で書いたように、何かの事情で前の方の席にしてほしいという背の高い子がいた場合は、最前列一番端の席にします。

 

グループにした時大丈夫?

最後に、グループ活動をした時のバランスなどを考えます。

学校では、毎日の給食、理科の実験、調理実習など様々な場面でグループ活動をします。

授業中に「では、グループで話し合ってください」

という時間って、結構あります。

 

その時にあまりにもグループごとの能力差がついてしまってはいけません。

手のかかかる子ばかりが集まってしまって大騒ぎになってもいけませんし、

大人しい無口な子ばかりが集まって話し合いが進まないのも困ります。

高学年に上がると更にグループ活動の場が増えますので、メンバーに偏りがないように気を付けて席を決めます。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

座席はなんとなく決めているわけではなくて、色々なポイントを押さえ、悩みながら決めています。

自分の子どもがいつもどんな座席かご存知ですか?

手のかかる子の隣ばっかりだって嘆いていたら・・・

先生からは、しっかり者の頼れる子と思われているのかもしれません!

 

いつも一番後ろだよー。

と嘆いていたら・・・

前や真ん中にすると皆に悪影響があると思われているのかもしれません(汗)

 

まあ、教師によって決め方は様々だと思いますので、絶対というわけではないですが、

参考になさってください。

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