コロナ禍の小学校は学級運営がめちゃくちゃ大変だという話

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かなりお久しぶりになってしまいました。

非常勤講師のみやです。

コロナが流行りだして3年目に突入。

私はというと相変わらず学級崩壊したクラスの立て直しの仕事をしています。

そこで、コロナ禍で学級運営を円滑に進めることの難しさを非常に強く感じました。

単なる愚痴になってしまいますが、これ先生達みんな大変だよ!無理だよ!と思うようなことがあったので、

書き留めておこうと思います。

コロナ渦における学級運営の難しさ

具体的にどうして学級運営が難しいのか、お話します。

表情が読めない

教師も子供も全員がマスクをしています。目元しかわからない状態です。

叱っても本気度が伝わらない。

声色を変えたり、身振り手振りをいつも以上に加えたりしてなんとか伝わるように努力はしますが、

子供の表情もわからないので伝わっているのか確認することもできません。

何より問題なのは、先生の表情が読み取れないということ。

表情に変化がないっていうのは、授業中の退屈を生むんですよね。

自分が子供のころを思い返してみると、授業中退屈でもなんとなくじーっと先生の顔を見つめているだけで

あ、今大事なこと言ってるな。とか、先生笑ってるな。とかが伝わってきてそれだけで授業に参加している感があったものです。

でも、互いに表情がわからなければ、授業に取り組む意欲を失ってしまう子供もいると思います。

これは本当に先生方は大変だと思いました・・・

声が通らない

マスクや飛沫防止ガードにより声が通らなくなります。

基本的に先生はずっと喋りまくる職業なので、長時間喋ることには慣れていますが、

自分の声ボリュームをググッと上げないといけないので、子供が下校する頃にはぐったりしてしまうこともしばしば。

低学年なんて特にざわついているので更に大きな声を出さないといけないですし、

外体育の時にもマスクを使用する決まりの学校ですと、もう地獄です。

喉すりきれますよ。毎日毎日大声出すの大変です・・・

飛沫防止ガードが邪魔すぎる

私が働いている市では、児童机一つひとつに飛沫防止ガードをつけています。

保護者としては、大賛成!という方が多く、ガードがあれば感染の可能性が減ると思うかもしれませんが、

これ、デメリットの方がはるかに多いなという印象です。

肝心の感染予防に関しても期待できないと個人的には思います。それは次の記事で詳しく書きたいと思いますが、

とにかく飛沫防止ガードがあるとマスク以上に教師と子供の意思疎通ができなくなります。

おまけに、後ろの方の子達は黒板がほぼ見えなくなります。

ガードがあることで完全に外部をシャットアウトし、一人机の上で手いたずらをし続けるという子供多数!!!

最初は私も口を酸っぱくして授業への参加を呼び掛けていましたが、途中から彼らが気の毒になってしまい、

途方に暮れました。

先生の顔も友達の顔もみえにくいし、黒板だってほぼ見えない。

ガードがあることで机は狭いし。子供にとっては本当に苦行でしかないと思いました。

そしてガードごしに子供たちに必死に指示出しする先生のストレスも相当なものだと思います。

欠席者多数

コロナに関する欠席者は毎日のようにいます。

特に、オミクロンが流行りだしてからは、私のクラスでは常に3人以上欠席でした。

多いと30人中10人くらいいないなんて時も・・・

(実際コロナに感染している子は一人しかいなかったりするので閉鎖にはならない)

もちろん欠席者へは個別に学習のフォローをしますし、オンライン授業にも対応しましたが、

それでも常にメンバーがそろわない中で学習や当番活動を続けていくのはなかなか難しい。

給食当番が2人しかいません!

とか、

廊下掃除が1人しかいない!

が毎日のように・・・

行事に向けて全員で準備しなければいけないものも進められないし、

テストだって溜まっていくし。。。

学級運営を円滑に進める上で、人数が大幅に増減するというのはとても辛い!

オンラインと現場の授業との両立

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欠席者はオンラインでつなぎ、授業に参加させるという学校が増えています。

保護者としては、当然だよ。と思いますよね?

うちの子供も、欠席した時にオンラインで教室とつないでもらい、授業に参加させてもらったことがありました。

その時は、

先生もっとうまく黒板うつしてよ!

向こうの子供の声がうるさい!

なんで時間通りに繋いでくれないの?

とか、不満だらけだったのですが、実際に自分が教師側を経験してみて思いました。

 

これ大変だわ。

と。

私が入ったクラスは学級崩壊していたので、教室にいる子供が原因で何度も授業が中断されましたし、学習も文字通り手取り足取り教えてあげないといけない子達が沢山いました。

生活指導や子供同士のトラブル解決などにもたくさん時間をとられつつ、絶対ここまでは今日中に授業をすすめないと!と焦りながらオンラインの子達が退屈しないように授業を工夫することが私にはできなかった・・・

とりあえず黒板の映像をうつして、たまに話しかけるくらいしかできませんでした・・・

また、オンラインだと子供の方も家にある色んな誘惑に負けがちです。(特に低学年)

なんかもぐもぐ食べていたり、ぬいぐるみと遊びだしたり、テレビの音がきこえたり、突然画面から消えたり、

ということが毎日起こっていました。

そもそも、

コロナ禍でも学びを止めないためにオンライン授業の準備を進める。

ってよくネットやニュースで聞きませんでした?あれ、具体的に担任はどんな準備したと思います?

私の勤務校では、教師用のchromeブックが配られて、「はい、よろしく。アプリは〇〇を使用してね」

だけでした。

だから先生たちも、どうしたら幼い子供相手にうまくオンラインでやり取りができるのか、わからない状態からのスタート。

そして、オンライン授業のノウハウやアプリの詳細など勉強する時間なんてほぼ取れないくらい多忙な毎日。

完全キャパオーバーな先生も多いと思います。

そんな中で、とりあえずテレビ電話みたいに現場とつなぐってことだけはできるようになったっていう状態のクラスも多いので、多少うまくオンラインの子達に気が配れなくても大目に見てくれたらうれしいです。(ごめんなさい)

教師が足りない

これは教師だけでなく、どの業種の方にも共通する悩みだと思うのですが、

同僚の欠勤が非常に多いです。

一番大変な時には学年で講師の私と副担任1名しかいなくて、3クラス受け持つなんてこともありました。

もちろん、補助員の方にも助けていただきましたが、本当に本当に大変だった。

その日はとにかく、ケガや事故がないようにということだけを考え、勉強は二の次でした・・・

正直ケガや事故を防ぐことだって無理なレベルですよね。

他のクラスの事を考えないといけない、となると自分のクラスの子達は放置気味になってしまいました。

君たちはコレとコレとコレをやっておいて!終わったら読書しといて!

なんていって、隣の教室に行って、えっと君たちはこの時間の科目なんだっけ?

なんて言いながら、オンラインの子達とも会話して・・・

そして、自分も感染するかもしれないという恐怖。あぁ、思い出すだけで吐きそうになります笑

グループ活動の制限

学級運営の中で、グループ活動を通して子供同士の理解を深めたり、思いやりを学んだりさせることは重要です。

また、学習の中にグループやペアでの活動を入れることによって、学習にメリハリをつけたり、気持ちや考えを伝えあう体験を積ませることができます。

それが、感染予防の観点からできなくなってしまいました。

これは教育委員会や校長の考え方にもよるので、以前と変わらずの学校もあるようですが、

私の勤務先では非常に厳しかった。

隣の子と話し合うのもダメ。

立ち上がるのがダメ。(発言も座ったまま)

教室で並ぶのもダメ。

ベテラン教師も例年通りの授業をしようとすると校長からNGが出たりするので肩を落としていました。

そうして授業準備にかける時間が更に必要になってくるわけです。

いかただったでしょうか。

これらの他にも色々と大変なことが多くありました。

実際感染者が出てしまった時、感染を心配する保護者への説明なんかも大変だった。

そんな中、学級を崩壊させずきちんと計画通りの学習をすすめられている先生方、本当にすごいです。

私は崩壊クラスの立て直しの仕事をしていますが、コロナ禍では立て直すのも倍の時間が必要でした。

一番のネックは飛沫防止ガードだったかな笑

次回、詳しく話したいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

 

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