元教師が解説。教師の異動って誰がどうやって決めてるの??

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こんにちは、みやです。

半年ほど講師の仕事をしていたので、かなり久しぶりの更新になってしまいました。

新年度が始まりましたね。

あの先生が異動した!! あの先生は隣の〇〇市から異動してきたらしいよ。

など、お母さんたちの噂話が盛り上がる時期です!

今日は、教師の異動は誰がどうやって決めているのか、私が知っている範囲で話したいと思います。

教師の異動は誰が決める?

結論から話しますと、異動は基本的には「本人の希望」で決まります。

離任式で子供の前で名残惜しそうに涙を流している先生だって、自分で異動の希望を出したんです。

ちょっと冷めますよね・・・すみません。

異動の希望はいつ出すの?

普通の会社と同じように、教員にも校長と行う人事面談?みたいなものがあるんですよね。

年に2回だったり1回だったりするんですが、一般的には二学期の面談で、異動の希望地を第三希望くらいまで出します。(第五希望までってとこもあるようです)

その希望が叶えられるかというのは、教育委員会の決定によります。

希望を出したからと言って全員が出られるというわけではないんです。

自分はその学校を出たがっているのに、叶えられなかった。なんてことざらにあります。

極端な話、全員異動しちゃったら次年度困りますからね。

引継ぎだってできないし。(教師の異動は4月1日に揃ってやるので、前任者と引継ぎをするってことができません)

本人の希望ではない異動もある

基本的には本人が異動の希望を出した為に異動となりますが、希望していないのに異動しなくてはいけないというケースもあります。

一番多いのが、「同じ市区には〇年間以上いてはいけない」みたいな縛りです。

これは、その地域によって違います。

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  • 6年間しかいられない。
  • 5年間しかいられない。
  • 新人教師は3年しかいられない

など、色々です。

私は東京都23区内の教員でしたが、初任で勤めた学校には6年間までしかいてはいけないという縛りがありました。

ですから、同期は皆7年目に入る前に異動の希望を出していましたよ。

早い子でまるっと3年勤めて異動していました。

私はぬくぬくと6年間居ました(笑)

〇年経ったら異動という縛りも絶対ではない!?

〇年経ったら異動しなければならない。という縛りですが、実はこれは絶対ではありません。

本当は6年間しかいてはいけないけど、7年間いた。とか、結構あるんですよね。

その先生の家庭の事情ということもありますが、一番多いのは、

「校長に懇願されたから。」

です。

どうしてもこの先生がこのタイミングで抜けてしまうと困る。という時には、もう一年いてくれ!と、校長が説得し、引き留めることがあります。

例えば

  • 校内研究の発表を終えるまでは絶対いて欲しい!
  • 来年度の6年生がかなりヤンチャで大変だから、6年生の担任になり、無事卒業させて欲しい!
  • あのとんでもないモンペと対等にやりあえるのあなたくらいだわ!

といったケースですね。

それでも強引に出ていく先生もいますけど・・・

 

逆に、異動してきたばかりなのに、1年もしくは2年でまたすぐ異動してしまうというケースもあります。

これにはまた別の様々な理由があります。

それについては次回話したいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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