非常勤講師の活動報告書⑦ ~一年生の学級崩壊クラス 担任を支えたい

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こんにちは、みやです。
これまでの記事で、学級崩壊した1年生クラスで講師として働くことになったという話をしてきました。
そして、前回の記事で、このクラスのベテラン女教師に色々と問題があったと書きました。

今回は、具体的に私がどのようにこの教師に働きかけたのかということについて話したいと思います。

先にお伝えしておくと、私も、これが最善の方法だったのかといわれるとわかりません・・・
初めて学級運営補助の仕事を受けたので、私の正しい教室内での立ち回り方は何だろうって、ずっと悩みながらやっていました。
こういうケースもあるんだな、という温かい心で読んでいただけると嬉しいです。

担任に自分は味方だと伝える。

学級運営がうまくいっていなくて、崩壊ぎみのクラスの先生って、職員室でも孤立していることが多々あります。
また、すっかり自分に自信を失ってしまって、暗い表情のまま授業を行っている先生もいます。
それに加えて、保護者、児童との信頼関係もなく、本当に四面楚歌状態になっていることも少なくありません。

そんな担任に、私はあなたの味方ですよ。ということをわかりやすく伝えたいと思い、実行しました。

「大変な子どもたちが多いですね。大変なクラスですね。」
「よくここまでおひとりで頑張ってこられましたね。」
「この大変な状況で、マメにノートを回収して赤入れ(赤ペンでチェックすること)するなんて流石です!」

などと、このクラスが大変な状況になってしまったのは、あなただけのせいではなく、むしろやっぱり子どもたち側にあるんですよ。
というような話をします。
前回の記事で書いたように、このクラスの場合子ども達よりも先生側の原因の方が深刻だったのですが、そこは置いときます。

子どもたちの、問題点などを一緒に確認して、

「先生、本当に大変ですね。私ができるだけフォローしますね!!」

という風に声をかけます。

管理職(校長、教頭)や、一緒に組んでいる他の学年の先生への愚痴がたまっているようならうまく吐き出させてあげることも必要です。

いや、働いてみて思ったんですけど、学級運営改善の仕事って、子どもを矯正させるものだけじゃなくて、
あくまでも「運営」をうまくいかせるために、担任をフォローし、変える仕事なんですね。
なかなか奥が深いというか、私にできるのかしらというか、最初は不安しかありませんでした。

教室内をぐるぐるまわりまくる

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授業中、騒ぐ子、ボーッとしている子、ケンカをする子、勉強についてこられない子・・・崩壊クラスには色んな子がいます。
その子らを授業中、迅速に発見して補助しまくります。
もうね、万歩計つけたくなるくらい、ぐるぐるぐるぐる机の間を練り歩きまくります。
そして、態度に問題のある子はすぐさま指導します。少しも許しません。

とにかく、担任が円滑に授業をすすめられるようにします。
それは担任が自信を取り戻すことにつながります。

席替え提案をする

1週間もすると、子ども達全員の大体の性格や問題点がみえてきます。

どうしてこの子とこの子が隣同士なの?
この子は端っこの席にしておかないと、私が助けに行きにくいわ。

など、座席に関するあれこれが沸いてくるので、担任と一緒に席替えの相談をします。
そして、私がうまく機能するように席替えをします。

具体的には、一番私の援助が必要な問題児が、教室の真ん中にいたら、私がその子に個別指導するたびに、クラス中の子たちの集中が途切れてしまいますよね。
ですから、そういう子は端の席にする。
そして、その子とまとめて指導ができるように、隣には、学習に遅れのある子を置く。
とか、色々と担任と練って席を決めます。

ベテランに物申すのは大変・・・

前回の記事で、この担任の問題点について詳しく話しました。
私よりずいぶん年上でベテランの担任に、どうやって物申したか。
これはかなり迷いましたが、こんな感じでやりました。

子どもが課題を解いて集中している時に、大きい声で個別指導することにより、他の子の集中が途切れてしまう。

これを、

「先生の声が大きすぎてみんな集中が途切れちゃうんですよ。もっと小さい声で個別指導してくれません?」

なんてストレートに言えなかった私・・・

どうしたかというと、

この先生の真似をして、私も大声で個別指導します。
もちろん、子どもたちは集中が切れ、私語が増えます。

その授業の後の休み時間で、担任に、すかさず、

「さっき、私が机間指導中に大きな声を出したら皆の集中が途切れちゃったんですよ。机間指導中はできるだけ声を小さくするといいと思います!」

と、伝えました。
あくまでも、私がやらかしちゃった結果、いいことに気付きました。
って感じで伝えたんです・・・

ふぅ。

そんな感じで、担任の先生が自信を失わないよう。嫌な気持ちをもたないよう常に留意しました。

 

長くなってきたので、今回はここまでとします。
次回は担任とクラスの子どもたちの変化について話します。

読んでいただきありがとうございました。

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