非常勤講師の活動報告書⑥ ~一年生の学級崩壊クラス 担任側の問題点

非常勤講師

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こんにちは、みやです。

前回、学級崩壊クラスの担任がベテラン先生だと、周りの人が意見できなくて困るっていう記事を書きました。


そして、そういう先生たちは、だいたい性格に難があったり、コミュニケーション能力がなかったり(なんで教師になったんだ!)
また、教育方針に強いこだわりがありすぎたりと、なかなか手ごわい人たちが多いんですね。

しかし、今回私が講師で入ったクラスの担任は、とても感じの良いおばさん先生。
どうして崩壊したの?よっぽど児童側に問題が?

と、思いました。しかし、授業をみていくうちに、この担任側の問題点がいくつも判明したんです。

指示出しの言葉が長い
これ、学級運営がうまくいかない先生に多いと思います。くどくどと長く指示を出すんです。
たとえば、

「連絡袋をしまったら、国語の教科書とノート、筆箱を出して、96ページをひらいてください」

 

これ、どうですか?普通に思えますか?
これで低学年30人クラスの何人が96ページを開くでしょう??
きっと、15人も開きません。

指示は短く、端的に出さないといけません。

「連絡袋をしまいましょう」
「国語の教科書とノート、筆箱を出しましょう」
「教科書の96ページを開いてください」

と、情報を小出しにすると、クラス全員に間違いなく指示が通ります。

それをせず、だらだらと長い指示出しをすると、30人がバラバラに動き、授業が円滑に進められなくなります。

このクラスの先生も、非常に一文が長い!!!
一度言っても伝わらないので、子どもたちを動かすのに時間がかかってしまっていました。
また、動くのが早く、すぐ準備ができた子たちは長い時間待たされていて可哀想でした。

 

指名人数が多い

いつからでしょうね。子どもたちに沢山挙手させて、できるだけ沢山の子の意見を発表させるのが良いみたいな風潮。
いや、いいんですけどね、色んな種類の意見なら。

でも、似た意見や、全く同じ意見だっていうのに、なぜか手を挙げた人全員を起立させ、一人ひとりの意見を聞き、発表が終わった子から着席させていく。
みたいな、意味の分からないことを普通の算数の授業とかで永遠とやるんですよ、この先生。
めちゃくちゃ飽きます。大人の私も飽きた。
やんちゃ男子が黙っていられるわけない。

手を挙げた子は全員指名してあげたい!!
みたいな強いこだわりがあるんでしょうね。
これこれ、こういうのです。意味のわからないこだわり。学級崩壊クラスの担任に多い傾向ですね。

先生自身がうるさい

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子どもに課題を与えて、子どもが集中して解いている時、先生も黙らないといけません。

この先生、机間巡視しながら、でかーーーーーい声で、

「〇〇くん、そんなにえんぴつ短いなら新しいのに変えたら?」
「えー、教科書忘れちゃったの?じゃあ隣の人にみせてってお願いしないと!」

とか、普通に話します。
もうね、あっという間に子どもたちの集中が切れます。

算数の問題を皆集中して解いている時に、一人が手を挙げるとしますね。
普通はそっと近づいて、ヒソヒソ声でアドバイスするんですが、
この先生の場合、でかーーーーーい声で、

「あー、だから、ここはサクランボ計算しないとねぇ・・」

みたいに、アドバイスするんですよ。
うん、あっという間に子どもたちの集中が切れます。

私、イライラがとまりませんでした(笑)

問題児を敵視しすぎ
ボス猿である問題児たちを、心の底から憎んでいるような言動をとっていました。
そりゃもう仲良くなれないよ・・・
と思ってしまうような感じ。

子どもたちの方も叱られ慣れているのもあり、全然先生の話を聞きません。
学級運営をうまくいかせるには、問題児を手なずける必要があります。
本当に本当に憎らしい子どももいますけどね・・・

休み時間に一緒に遊んだり、くだらないおしゃべりをしたりする時間を重ねていくことで、
だんだんと互いに打ち解けてくることだってあるんです。

この先生は、全くそういう努力をしていませんでした。
また、問題児なりに頑張っている瞬間は幾度となくあったのですが、褒めない。
スルーしまくり。
もったいないなぁ、と思ってしまいました。

と、色々とこの担任の先生側に問題があったんですね。
確かに、学習の遅れがひどい児童もいたし、落ち着きのない児童もいましたが、まあそりゃ普通に毎年いるレベル。
やっぱり先生側が、もっと改善していかないといけない点が多いように思いました。

次回は、このベテラン先生に、どうやって年下のわたしが指導したかっていうことについて話したいと思います。

読んでいただきありがとうございました。

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