元教師が暴露。保健室の先生(養護教諭)のあたりハズレがあるという話。

良い先生の見分け方

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こんにちは、みやです。

今日は、保健室の先生について話したいと思います。

保健室の先生には、実に色んなタイプの人がいます。

保護者目線&教師目線の両方から、

こんな保健室の先生がいいな、

とか

こんな養護教諭は困るな、

といったことをがっつり語っていきたいと思います。

保護者目線で考える、保健室の先生のあたりハズレ。

話しやすいかどうか

保健室の先生の仕事は、ケガや病気の対応だけではありません。

悩み事がある子や教室に居場所がない子の相談相手になることもありますし、不登校気味だけど、保健室にだったら登校できるという子の対応をすることもあります。

保健室=子どもたちの癒しの場であるという一面は否定できません。

担任にはとてもじゃないけど話せないようなことでも、保健室の先生になら話してくれることもありますからね。

そして、そこで得た情報は担任にとってとても役立つものです。

キリっとした神経質なおばさん先生の場合は、あーあ、ハズレかなって思いますね。

いくらケガの処置がうまくて事務処理が得意でも。

逆に、子ども想いで親身になって対応してくれる先生なら当たりと言えるでしょう。

自分の子どもが学校で困った時に気軽によれる保健室であってほしいですね。

ケガや病気の処置が適切か

当たり前の話ですが、ケガや病気の時に適切な処置をしてくれる先生は当たりです。

え! 逆にハズレなんているの!?

て話なんですが、いやー、残念ながらいるんですよね・・・

私は現在は非常勤講師をしているので毎年のように学校が変わり、色んな保健室の先生をみていますが、おいおい、そりゃないよって対応の先生、たまにいます。

対応に個人差が出るのは児童の病気の時です。

「保健室のベッドで休ませる基準」

が保健室の先生によってまちまちなんですよ。

一度、こんなことがありました。

授業中に明らかに顔色が悪い女子。頭痛もあるというので保健室へ行かせる。

熱がないという理由ですぐ教室へ戻される。

でもやっぱりめちゃくちゃ具合悪そうだからまた保健室へ行かせる。

熱がないという理由で教室へ戻される。

その直後派手に教室で嘔吐。

 

これ、ひどくないですか?

教師が見て、こりゃ授業は受けられる状態ではない。教室にいられる状態じゃない。と思ったから保健室に送ったんです。

一時間でいいから保健室で休ませてくれたら、教室で吐くことはなかったんですよ。

そう、

 

「熱があるかないか」

を保健室で休ませるかどうかの基準にするのは良いのですが、

熱がないけど本当に辛い症状ってことありますから。それを見抜けない先生はハズレです。

ちなみに、この学校では、子どもたちは皆保健室に行ってもベッドで休ませてくれないっていうのがわかっていますから、具合が悪そうにしている子に保健室に行くようにすすめても、

「どうせ教室に返されるからいいです。」

と、我慢してしまう傾向がありました。

最悪ですね。

 

逆に、

子どもの様子をよく観察して、本当に具合が悪そうな子はきちんと休ませ、頑張れそうな子は教室に戻す先生は当たりです。

子どもたちの体質をよく知っている

これは、異動してきたばかりの先生に求めるのは難しいのですが、数年勤務している保健室の先生なら、子どもたちの体質についてしっかり把握していて欲しいものです。

担任だって毎日一緒に過ごしている子どもの体質は大体わかってくるんですよ。

〇〇ちゃんは、目の下のクマが濃くなったら体調が不安定になる。

□□君は、目が二重になったら間もなく熱がでる。

くらいのことまでわかるようになります。

親みたいですよね(笑)

あと、喘息の子の場合は、苦しくなった時の薬を保健室置きにしている場合も多いので、自分の子どものそういった体質を理解してくれていると安心ですよね。

教師目線で考える、養護教諭のあたりハズレ。

教師目線でも、基本的には保護者目線とそんなに変わりません。

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話しやすい雰囲気かどうか

上で、子どもにとって話しやすい雰囲気の先生は当たりだと書きましたが、教師にとっても話しやすい養護教諭かどうかというのは大切なポイントです。

学級担任と養護教諭は互いに情報提供しあい、協力して子どもを見守る必要があります。

ぜんそくやてんかんの発作がある児童への対応。

家庭環境に問題がある児童への対応。

すぐに仮病を使う児童への対応。

教室に居場所がない児童への対応。

とにかく、色々な児童がいるので、担任と養護教諭で共通理解し、どうするのが最善の策なのか相談し、児童の為に手を取り合っていかなければならないんです。

それなのに、児童の事で相談に行ってもつっけんどんな態度をとられては困りますからね。

教師に対しても話しやすい雰囲気でいてくれる養護教諭は当たりです。

保護者への連絡を率先してやってくれる。

担任は忙しいです。

ケガや病気をした子以外にもたくさんの子どもたちをみないといけません。

何かトラブルがあって保護者に連絡をとる必要がある場合、それを養護教諭が進んでやってくれるととても助かります。

最近は、共働きのご家庭が増えたので、早退の連絡をするにしてもなかなか連絡がつかないってこと多いんですよ。

で、どうしよう、どうしよう、とまごついている間、他の児童たちはずっと教室に放置。

そんなのよくないってわかってくださっている養護教諭は、

「私が連絡しておきますね!」

と、快く言ってくださいます。

他にも、

目にボールがぶつかったから校医さんの眼科に連れて行きましたっていう保護者への報告。

てんかん発作やぜんそくの発作が出たという保護者への報告などなど。

 

そういったことも頼んでいないのに率先してやってくださると担任としてはめちゃくちゃ助かります。

もちろん、私も後から連絡しますけどね。

健診前や身体測定前の連絡が丁寧

学校では、歯科検診、眼科健診、内科健診、聴覚検査、身体測定など、いろんなものがあります。

自分のクラスは何時何分ごろ順番が回ってくるのか?

子どもたちの服装は?

欠席者がいたら?

などの担任の気がかりを前日までにしっかり解決してくれる先生は当たりです。

詳細な説明プリントを配布してしてくれると助かります。

これがざっくりな養護教諭も中にはいるんですよね・・・困ります。

嘔吐時の対応

いろいろ話してきましたが、子どもの話だけだとどんな保健室の先生かなんてなかなかわかりません。

教師的にも、自分が異動した先の養護教諭があたりかハズレかなんてすぐにはわかりません。

でも

「子どもが嘔吐した時の対応」

には、結構養護教諭の方の個性が出るなあと思っています。

私が思う、一番あたりのケースでは、

「嘔吐したら私が片づけに行きますので、担任の先生は、子どもたちを別室にうつしてください」

と言ってくれる養護教諭。

素晴らしいですよね。

ノロウイルスなどの感染力の強い病気の時、素人の担任が掃除をしても、消毒が不十分で感染を拡げてしまうことがあります。うん。かなり高い確率で拡がります。

そもそもね、吐いた本人を放置できないし、他の子は別室にうつしたいし、掃除もしなきゃだし・・・と、大人一人じゃどうにもならないんですよ。

そこできちんと

「手伝いますから遠慮せず声をかけてください!」

と言ってくれる養護教諭は当たりです。

ひどい学校だと、教室に嘔吐処理セットがない場合もありますからね。

講師の時、子どもが吐いてからセットがないことに気付いて保健室に消毒液とかもらいにいったことありますもん。

もらいにいってるのに、保健室の先生は全然助けにきてくれない。

使い捨て手袋&エプロンは必須アイテムなのに、エプロンは買ってないんですーとか言われたこともあったなぁ。

吐しゃ物の掃除なんて誰もやりたくないのに、進んで私がやります!といってくれる養護教諭は大当たりです。

そして、そういう先生は大体の場合、上で話したような全てのポイントをクリアしてくれる、最高の先生だと思います。

 

というこちらの文を読んで、おそらく養護教諭であろう方から、

 

  • 単に都合のいい女ですね。
  • 養護教諭は担任の為にいるんじゃない。
  • 担任中心で考えすぎ。
  • 担任だってあたりハズレがある!
  • 嘔吐処理は、やり方を担任に教えてあげるのがいい養護教諭だ!

 

という、お怒りの意見をいただきました(-_-;)

まあ、そもそも私は担任の立場でこの文を書いたので、担任中心と言われても致し方ないです。

担任にもあたりハズレがあるのはもちろんで、担任は完璧だなんて一言も書いていません。

嘔吐処理の方法については、もちろん校内研修してくださる養護教諭の方が多いです。

図入りのプリントを配ってもらったり、色々と教えてもらうのですが、それだけで実際にゲロまみれになった子供に急に対面した時に、冷静にきっちり完璧に掃除し、他の子供に移さないようにし、ゲロまみれの子をフォローもできる担任がどれだけいるでしょうか?

それができれば、学校で子供がノロをもらってくることはないんですけどね。

隣のクラスの先生に頼むという手もありますが、いつも隣の先生の手があいているわけではありません。

また、隣の先生に頼むということは、隣のクラスの子全員&自分のクラスの子をまるっと放置することになります。

 

普通のケガや病気の時にも、その子供以外の数十人の子供を放置する時間は短い方がいいということをわかっている養護教諭の先生は、いい先生だと言いたかったんですよね。

うまく伝わらず、養護教諭の方を怒らせてしまいました。。。

他の養護教諭の方にも同じような思いをさせてしまうようなら、この記事は削除することにします。

 

読んでいただきありがとうございました。

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コメント

  1. sensei より:

    コメントありがとうございます。
    嘔吐処理の研修は殆どの養護教諭の方がやってくださいます。その上で、手伝ってくださるかどうかの話をしていました。
    担任に当たり外れがあるのも確かです。
    担任のために養護教諭がいるとも思っていません。数十人の子供を放置して担任が病人にずっと付き添っている訳にもいかないということを汲んで下さる養護教諭のことを書いたつもりでしたが、ずいぶんお怒りのようですね。気分を害されたなら申し訳ございませんでした。

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