教師が妊娠を諦める? 妊活できない時期があるという話。

教師の恋愛、妊娠、育児

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こんにちは、みやです。

今回も、前回に引き続き、教師の苦悩シリーズです。

今日は、教師が妊娠するタイミングについての話をしたいと思います。

子どもが欲しいけど今年は無理だ。という人が多い

どの業種でも、女の人が妊娠、出産するタイミングをいつにするかというのは悩ましい問題です。

最近は共働きも増えていますし、妊娠出産を機に退職する方は昔ほど多くないですよね。

私は、自分の子どもが欲しくて退職したのですが、周りの先生方からかなり驚かれました。

珍しいケースだったようです。

で、教師仲間をみていると、

「今年は妊娠諦めたー。」

「子ども欲しいのに〇年の担任になっちゃったー」

と愚痴っている人が結構います。

どうしてか?

6年生の担任になる。

ダントツで多いのは、6年生の担任になるケースです。

妊娠したってことは、年度の途中で産休に入らないといけないってこと。

つまり、自分のクラスを途中で他人にバトンタッチしなきゃならない。

そのバトンタッチが、うまくいかないのが6年生なんですよ。

6年生は常に「卒業」に向けて歩んでいます。

先生もそのように日頃から声かけをします。

各行事も、「小学校生活最後の運動会」「小学校生活最後の合唱コンクール」といったように、

とにかく「最後の」「卒業に向けて」「中学校生活に向けて」といったように、子どもたちを盛り上げ、気持ちを一つにして精神的に支え、クラスをまとめていくのが担任の役割です。

高学年ともなると反抗的な子もいますからね。子どもとの信頼関係を築くことが大変重要になってきます。

そして、涙涙の卒業式を迎えるわけです。

それが、卒業式寸前で先生が産休に入ったらどうでしょう?

急に知らない人が新しい担任としてクラスを牛耳るわけです。

子ども達も可哀想ですし、新しい担任だって可哀想・・・

そんなことにならないように、

「6年生の担任になってしまった」

ということは、

「今年の妊娠は諦めよう」

という流れになってしまうわけです。

校内研究のリーダーなど、大きな役割を任されてしまう

途中で投げ出せないのは、6年生の担任だけではありません。

半年以上かけて行う校内研究(その学校がその年に全教諭で取り組む指導法などの研究)の長になってしまったりすると、なかなか妊娠に踏み切れないケースがあります。

運動会のリーダーとか、学芸会のリーダーとか、単発の行事の長になったくらいでしたら誰かにバトンタッチしてもいいと思いますけどね。

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バトンタッチした先生に「こんなに仕事振りやがって!!!!」と思われてしまうような大役の場合は、妊娠は来年まで我慢しようとする方が多いです。

一年中いつでも妊活OKではない!?

また、6年生の担任ではなくても、妊娠のタイミングを考えている先生は多いです。

ポイントは、産休のタイミング。

例えば、一年生で学校に入学しました。慣れない環境で子ども達は毎日緊張しています。

その緊張がやっと解けてきたかな?という6月になったら、担任の先生が産休に入ってしまった。

なんてことあったら、保護者としては、「え?何事?」と思いません?

逆に、クラス替え寸前の2月から違う担任になった。というケースがあったとしても、保護者は、「え?このタイミングで?」と思うかも・・・

だから、妊娠するタイミングって本当に難しいんですよ。

今月妊娠したらちょうど4月から産休!と思っても、そううまく妊娠できるわけじゃないですしね。

子どもとの信頼関係があればあるほどキツイ

教師がなぜここまで悩むかというと、それはもちろん子どもとの信頼関係を最重視しているから。

小学生の子どもにとって、担任の先生という存在はとても大きなものです。

自分の親と同じくらいの影響力があるといっても過言ではありません。

学級経営がうまくいっているクラスほど、担任が子どもを大切に想っていることは子どもに伝わり、子どもも先生のことが大好きになります。

妊娠、産休を選択するということは、そんな子どもたちを自己都合で突き放してしまうようなもの。

そんな風に思っている教師は沢山いると思います。

私自身、3月いっぱいまで5年生の担任を勤めて退職したので、子どもたちに迷惑はかけていなかったと思うのですが、6年生になった子どもたちを一目みたくて、運動会の見学に行ったとき、

ある男子から言われたんですよ

「裏切者~~~!!」

って。

もちろん、多少ふざけながらですけど、半分は本気だったと思います。

きっとそのまま6年生になっても私が担任を受け持つと思ってくれていたんだと思います。

とっても思い入れのある子だったので、言われた時はショックでしたね。

じゃあ子どもうめないじゃん!

力のある先生は、何回も何回も6年生を受け持つことがあります。

ほんと、自分の子ども作るタイミングなくなります。

それで泣く泣く二人目を諦めたという同僚や、見送っているうちにアラフォーに突入してしまった同僚、何人もみてきました。

彼女たちはそれでも、生き生きと仕事をしているので、それで後悔はないのかもしれないです。

でも、もしどうしても自分の子どもが欲しいなら、

年度末に校長に直談判しよう!!!

これしかないです。

「私はそろそろ子どもが欲しいと思っていますので、来年度は高学年は外してください。」

「妊活したいと思っているので、校務分掌など、あまり大変すぎないようにしていただきたい。」

と、堂々と要求するんです!

「それでもいいからさ。途中で産休入ってもいいから、6年生の担任頼むよー。」

とか言われて、結局6年の担任になってその年は妊活できなかった。

なんて人もいましたが・・・

でも、まともな管理職ならきっと融通利かせてくれると思います。

あとで後悔しないように、堂々と主張してみてくださいね。応援しています!

 

読んでいただきありがとうございました。

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