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こんにちは、みやです。
今回は、良い先生の見分け方① 前へならえ編です。
整列をさせるのは難しい
私が教師になってすぐの4月、頭を悩ませたことのひとつに、
「ピシッと整列させるのって思ってた以上に難しい」
ということがありました。
よくある、
「まえへならえ」
で整列させるあれです。
整列が素早くきれいにできるかどうかは、先生の力量によります。
私が初任だった学校は、毎週月曜に全校朝会(校長先生の話をきく)、木曜日に全校集会(歌を歌ったり、ゲームをしたりする)
がありました。
最低、週に2回、全校で整列するんですね。
そのたびに、自分のクラスの子どもたちの整列の下手さに焦った記憶があります。
他のクラスは、先生が一度「前へならえ」といっただけで、
すっときれいに並べるんですね。あっという間に整列完了。
ど素人の私のクラスは、「前へならえ」といっても先頭の数人しか動かない。
後ろの子たちはおしゃべりをしているし、列は曲がっている。
だから、一人ひとり、「前へならえ! 並びなさい」と、声をかけにいかないといけない。
いつまでたっても整列できないんです。
これ、本当に焦るし恥ずかしいし・・・
毎週憂鬱でした。
ただでさえ新人で自信がないのに、他の先生方の前でこんな辱めをうけなくても・・・と、へこんでいました。
今だから笑って言えますが、私が初めて受け持ったクラスは、一学期は学級崩壊寸前でした。
2年生だったんですけど、1年生の時から崩壊気味だったらしく、登校拒否児も2人いる大変なクラスでした。
それを新人にもたせた校長はほんと謎ですけど(ろくでもない校長でした)。
そんなん、素人同然のわたしがすぐ矯正できるわけもなく、一学期は本当に大変でした。
その中の一つに、整列問題があったんですよね。
整列が上手なクラスにするには
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そもそも大前提として、学級経営がうまくいってないクラスは、整列もうまくいきません。
だって、教師と子どもの信頼関係ができてないですから。
いくら叫んでも教師の声は子どもに届かないんです。
整列の際の声のかけかたどうこうの前に、まずは子どもと信頼関係を築くことが大切です。
好きな先生のいう事なら聞くでしょ?って話です。
そのあとで、整列の声のかけ方を工夫します。
前へならえの言い方を工夫
力のある先輩教師の整列の仕方と、私の整列の仕方、何が違ったかというと・・・
「前へ」と「ならえ」の間の余白時間です。
1学期の私は、
「まえへならえ!」
と、言っていました。
先輩教師は、
「まえへ・・・・・ならえ!」
と言っていました。
「まえへ」といった後、少し黙るんです。
2秒くらいの先生もいますが、長いと5秒くらいあける先生もいるかな。
私は3秒はあけていました。
これ、なぜかというと、「前へ」といわれた子どもたちは、
「あ、整列始まるな。前へならえだな。」
と、心の準備をすることができます。
そして、「ならえ」を言う前に、前の子との距離を確認して後ろへ移動し始める子もいます。
クラス全体が、
「さあこれから整列するぞ」
という気持ちで一つになるわけです。
そのうえで、
「ならえ!」
と号令をかけてあげることで、素早く整列ができるんですね。
「まえへならえ!」と、余白なしで言ってしまうと、
心の準備ができていなかった子どもたちは、バラバラと腕を上げ、バラバラと後ろにずれ、
ダラダラ整列することになります。
こういったテクニックがあったんですね。
子どものクラスの整列状況をチェック
運動会や参観日、体育の授業の時に、自分の子どものクラスが整列をしていたら、チェックしてみてください。
整列がピシッとできている学級は、普通の授業中もピシッとできているはずです。
先生との信頼関係も問題なく、子どもは居心地の良い空間で学習に取り組めているはずです。
先生の良し悪しは、整列のうまさをみればわかると言っても過言ではないと私は思います。
読んでくれてありがとうございました。
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