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元教師が語る、親の連絡帳の書き方ひとつで子どもの印象も変わるという話。

こんにちは、みやです。

小学校に入ると、連絡帳を使って担任と連絡を取り合うようになります。

基本的には子どもが次の日の予定を書いて持ってくるだけなんですけど、

欠席、遅刻、早退の連絡や、悩み事の相談などでも使用することになります。

私もこれまで保護者と沢山のやりとりを連絡帳上でしてきました。

たかが連絡帳、されど連絡帳。

連絡帳を通して保護者の人となりがかなりわかるんですよね。

今回は、連絡帳を礼儀正しく書くことの大切さについてまとめてみました。

 

連絡帳は担任が親を知る最初のとっかかり

自分が教師だった時にはあまり感じなかったのですが、子どもが小学生になってしばらくして思ったんです。

 

「あれ? 先生と面と向かって話せるチャンスってほとんどないんだな」

 

幼稚園の時には毎日お迎えに行っていたので、先生としょっちゅう顔を合わせていました。

今日は〇〇を頑張りましたー。

とか、

今日はあまり給食食べられなかったんですよー。

とか、

ほんの少しですが、毎日先生とコミュニケーションをとることができたので、

なんとなーく、幼稚園での子どもの様子がわかりました。

先生がどんな人間なのかもなんとなくわかりました。

しかし、小学校に入ると、保護者と担任が接する機会がほぼない。。。

家庭訪問が入学してすぐあれば別ですけど、私が勤めていた学校は共働きの親が多かったので、夏休み中に行っていました。

夏休みに入るまで、保護者とちゃんと喋ったことないんですよ。家庭訪問は春のうちにやるのがいいですね、やっぱり。

お互い、どんな人間なのか全然わからないなか、大事な子どもの教育を手を取り合ってやっていかなきゃならないなんて、大変ですもの。

 

そんな中、担任と保護者が一対一でやりとりできるのが連絡帳なんです。

担任にとって、連絡帳の存在はとても大切です。

連絡帳を通して、

「ああ、やっぱり〇〇さんのお母さんはしっかりしている方なのね」

「〇〇君の品のない感じは、親ゆずりだな」

とか、思うわけです。

 

子どもの為に、礼儀正しく書こう

連絡帳の文章が礼儀正しく、社会人として恥ずかしくないものである場合、

担任は、

 

〇〇ちゃんのご両親はしっかりしている。

そんなご両親だから、〇〇ちゃんをきちんと礼儀正しくしつけようと努力していることだろう。

私も、〇〇ちゃんが健やかに成長するよう、一緒に協力していこう!!!

 

といった考えに至ります。なにより、

きちんとしたご両親に大切に育てられている〇〇ちゃんをお預かりしているんだ。という緊張感が生まれます。

そして、不思議なことに、〇〇ちゃん自体も常識人に見えてくるんですよね。まあ、子は親の鏡っていいますし。

逆に、信じられないくらい失礼な書き方をしてきた保護者がいたとします。

もう、その連絡帳を初めて受け取った日から、その親の子どもの印象がガタ落ちしますよね。

 

あー、〇〇君の親って非常識なのね。こんなろくでもない親に育てられてる〇〇君もろくでもないんだろうな。

 

みたいなことを思ってしまいます。子どもに罪はないんですけどね。。。

これは、書くか迷いましたが、

正直、

 

〇〇君はろくでもない人間に育てられているから、私がいくら頑張って指導しても、きっと改善しないだろう。

 

と、その子を伸ばしてあげようという意欲すら削がれることがあります。

これ、私だけかなあ・・・他の教師には打ち明けたことがないのでわかりません(汗)

 

こんなことを書くと、

「親が非常識だからって、子どもがそうとは限らないじゃないか!」

といった批判がありそうですね。

確かに、そうかもしれないです。

でも、私は、非常識な親の子が常識人であったケースをみた試しがありません!

親がしっかりしているのに子どもが残念な仕上がりってのはみたことありますけどね・・・

 

ですから、連絡帳を通して担任に与える印象は、良いにこしたことないんですよ。

そして、連絡帳ひとつで、保護者&子どもの印象って激変してしまうんです!

自分の子どもの為にも、礼儀正しい文章を心がけましょう!

 

連絡帳、こういう書き方してると担任に嫌われるぞ!

元教師が教える、好感度が上がる連絡帳の書き方。

 

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