こんにちは、みやです。
4年生学級崩壊クラスに入ったという話の続きです。
今までの話はこちら↓
非常勤講師の活動報告書⑬4年生学級崩壊クラス 短期間で立て直す!!
非常勤講師の活動報告書⑫4年生学級崩壊クラス 完全に孤立していた担任
非常勤講師の活動報告書⑪4年生学級崩壊クラス 担任の問題点が山積!
前に話したように、この学校の校長は保護者のクレームをいかに減らすかということしか考えていないような人でした。
この校長、私がヘルプに入って2週間後の授業参観の後、緊急保護者会を開いてクラスの現状についてお話する。
と、勝手に保護者に通知を出してしまいました。
担任がいうには、いつもなんの相談もなく、勝手に緊急保護者会を開いてしまうんだそうで・・・
そこでは担任はさらし者になり、クレームを受けるだけで、校長からはなんのフォローもない。
そこで、2週間という短期間で少しでも学級を良い方向に変えようじゃないか!
と、気合を入れてみました。
どのように取り組んだかは前回の記事を見ていただくとして、
その結果ですが、
かなりいいところまでもっていくことができました。
授業中の私語はほぼなくなりました。子供たちの目つきも大分よくなりました。
前は、無気力だったり、担任を睨みつけていた子たちも普通に素直に授業が受けられるようになりました。
正直、こんなに短期間ですんなり結果が出るとは思っていなかったので、驚きました。
前回は1年生の学級でしたが、もっともっと時間がかかったように思います。
子供たちの成長段階的にもきちんと言い聞かせ、納得させることが出来たら話が早いってことなんでしょうかね。
あと、私が結構なゲーマーということも功を奏しました(笑)
中学年にもなるとゲームをやっている子が多いので、その子たちはごっそりまとめて一気に心を開かせることができました。
休み時間はゲームの話で白熱したなあ・・・
緊急保護者会では、特にこちらが困ってしまうようなクレームは出なかったとのこと。
むしろ、担任を支えたいというような意見まで出たらしいです!!
良かった・・・
子供たちは短期間で良くなりましたが、
問題の担任はというと、うーん、子供よりは変わるのに時間がかかりましたね。
正直、2週間では担任はあまり変化はなかったように思います。
ただ、私が敵ではないということはわかってもらえたんじゃないかと思います(笑)
1カ月もすると、担任に笑顔が増えてきて、2カ月もすると、子供たちと冗談を言い合いながら授業をするまでに成長!!
子供を褒めることもできるようになってきました。
いやあ、担任の先生の笑顔って本当に大事です。
クラスが一気にパッと明るくなりますね。
今でも覚えている一コマがあるんですが、
私が、反抗的なA君と話している時に、
「どうせ俺のことめっちゃ嫌ってるし、担任。」
と言っていたので、
「いやいや。〇〇先生(担任)絶対A君のこと好きだよ! つうか全員のこと好きだよ!」
ていったら、
「おえーーー!!」
と、A君。
それを聞いていた担任が、
「そうだよ。大好きだよ。私の愛伝わらないかな?!」
と叫ぶ。
「まじかよ!! おえーーーーー!!!」
と男子一同が言うのですが、その顔は皆めちゃくちゃ嬉しそうで、赤面している子もいました(笑)
それをみた瞬間、ああ、もうこのクラスは大丈夫だろうな。という気がしました。
細かいことをいうと、実はどうしても相性が悪くケンカをしてしまう男子二人がいて、度々授業が中断されることはありました。
最初はその二人に乗っかって複数の男子で騒ぎになっていたのが、
次第にその二人のことを周りが相手にしなくなっていき、大きなトラブルになることもなくなりました。
これにて一件落着。といった感じで私の今回の任務は終わりました。
しかし、、、気分よく仕事が終わった。と思ったのに、なんともショックな事が判明したのです・・・・
次回、話したいと思います。
読んでいただきありがとうございました。