こんにちは、みやです。
前回は、4年生の学級崩壊クラスについて、担任にその原因が大いにあるということを話しました。
これまでの話↓
非常勤講師の活動報告書⑪4年生学級崩壊クラス 担任の問題点が山積!
今回は、そんな新人の担任を周りの大人たちは助けてあげなかったのか?っていう話です。
学年主任の先生に聞いてみた
教室内での担任の様子をみて、こりゃかなり指導が必要だぞ・・・と感じました。
授業の組み立て方、話し方、発問の仕方、掲示物・・・とにかく色んな事ができていなくて驚きました。
隣のクラスに学年主任のベテラン女性教師がいたので、相談してみると、
「もうね、困っちゃうのよ。散々色々指導したんだけで、全然改善しようとしないの。」
とのこと・・・。
私がこの学級に入ったのは冬だったので、春、夏、秋とずっとアドバイスをし続けてきたということなんでしょうね。
この学年主任の先生、とても良い先生です。
指示も的確、わかりやすいし、ベテランなのに休み時間は子供と校庭でよく遊ぶ。学年の仕事もテキパキとこなしていました。
温かい人柄で、保護者からも信頼されていました。
新任教諭は、大体こういったベテラン先生と一緒の学年に置かれ、色々と教わりながら最初の一年をなんとか乗り切るものなんです。
しかし、今回、学年主任の先生はすっかり諦めてしまっています。
とにかく、
「彼女は人の話を全然聞かない!」
とのこと・・
音楽の先生に聞いてみた。
音楽専科の先生にも聞いてみました。
この先生も、同じ・・・
「全然話を聞いてくれないんです。」
「会議にだって平気で遅れてきますよ」
「このクラスは子供が荒れていて音楽の授業だって大変なのに、担任は職員室にこもっていて全然ヘルプに来てくれないです!」
と、愚痴りまくっていました。
2人から話をきいただけで、この新任教諭は、教育の技術的な問題以前に、社会人として未熟なのだということがわかりました。
とはいえ、一番気の毒なのは子供たちなので、なんとかこの担任と二人三脚でクラスを改善させていかなければなりません。
校長がちょっと問題・・・
この学校の校長がちょっと癖アリでして・・・
こういった新任教諭を助けてあげようっていう気持ちが感じられないんですよね。
保護者からのクレームを恐れ、保護者にいい顔することだけを考えている校長でした。
すぐに、
クラスが荒れている?
大変だ!じゃあ緊急保護者会を開いて保護者に現状を説明しないと!
という思考になる校長で、何度も何度も緊急保護者会を開いていました(汗)
私が投入された時にも、もちろん保護者会でアピールしていましたよ。
でも、担任に助け船を出すことはないんですよね。
保護者会だって、担任が保護者に色々質問されて困っているのに校長は助けてくれない。
これは担任も精神的に参ってしまうだろうと思いました。
担任の精神状態は?
すっかり四面楚歌となっていた担任。
私が学級に入るまで、ずっと一人ぼっちで耐えてきたんでしょうね。
彼女と話していくうちに、全ての原因は自分自身だということはわかっている感じでした。
そして、すっかり自信を失い、気力も失っている様子・・・
でも彼女だって目標をもって教員免許をとり、頑張って教員採用試験に合格したわけです。
初めて持ったクラスでこんな結果になろうとは思いもしなかったんじゃないかと思います。
これからは一人じゃない!
そんな彼女をみて、
私が来たからには、もうあなたは一人にさせませんよ。
2人で絶対クラスを立て直しましょう!
というような言葉を意識して沢山かけるようにしました。
でも。。。若い人の特徴なのかな。何を言っても、
「あ、あざーっす」
みたいな感じなんですよね(笑)
普通の会話にも感情があまりこもってない・・・
こういう感じで他の教師ともうまくいかなくなっていったんじゃ・・・と、すぐわかりました。
でも、それでも伝わっていると信じて何度も何度も声をかけ続けました。
そんな中、2週間後に授業参観があり、その後の懇談会で学級の現状についてまた校長立ち合いの元、保護者に説明をするという情報をキャッチ。
またまた校長が勝手に決めてしまいました。
担任への相談なしにです。
担任に、
「2週間で少しでも学級運営を改善させて、保護者を驚かせましょう!!!」
と伝えました。
なんかRPGゲームしているみたいな感覚になって、盛り上がってきました(笑)
次回は、学級運営改善のために具体的にどうしたのか、まとめたいと思います。
読んでいただきありがとうございました。