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実は落ちこぼれが多い!? 教師の子どもはどんな感じに育つのか。

こんにちは、みやです。

教師の苦悩シリーズが続きます。

今日は、「教師の子どもはどんな感じに育つのか」

ということについて話したいと思います。

※今回の記事は、完全に私個人の経験に基づく意見です。全てのケースに当てはまるわけではございません。

教師の子どものイメージ

教師の子どもときくと、どんな子を想像しますか?

しっかりしていて、常識人で、優しくて、勉強ができるというイメージ、多少ありません?

自分の子どもに友達ができた。

どうやらその友達のご両親は学校の教師らしい。

ときくと、「あら、じゃあきっとしつけの行き届いた子なんでしょうね。良いお友達ができてよかったわ」

だなんて思いません?

もちろん、そういう子もいるでしょう。全くいないとは言えないですね。

でも、その確率はそんなに高くないんですよ。

実は落ちこぼれが多い!?

ベテランおばさん先生っていますよね?

特に小学校のベテランおばさん先生の中には、クラスの子どもたちをきっちりとしつけ、素晴らしい授業をし、保護者からの信頼が厚いという方が一定数います。

私も勤めてきた学校で何にもそんなスーパーおばさん先生に出会ってきましたが、

なんと、彼女たち、

「いやー、みや先生。私は自分の子育ては間違っちゃったんですよ・・・」

「今うちの息子は、実は、ニートってやつです」

「子どもが引きこもっててねぇ。困っちゃうよほんとに・・・」

などという、びっくりな愚痴を吐くことがあり、心底驚いた経験が何度もあります。

そう、一人や二人じゃない。何人もから聞いたんです。

 

まさかあの素晴らしい先生のお子さんが落ちこぼれているだなんて、誰も想像できないことなんで、ショックでした。

でも、立派な先生なのに子どももきちっと育ってるってケースもあります。

そういうご家庭はほぼ、祖父母や夫の力を借りています。

一人だけ、シングルマザーなのに子ども二人とも立派に育て上げている先生を知っていて、非常に尊敬していたのですが、最近、精神的に参ってしまい、休職してしまいました・・・

ほんと、しんどい仕事しながら子育てって、想像以上に過酷なのかも・・・

激務過ぎるから?

小学校の先生って大変なんですよね。仕事をきっちりやろうと思うと時間がいくらあっても足りません。

真面目で向上心のある先生の中には、夜遅くまで残業したり土日も仕事をしたりして、必死に働いている方も多いです。

私は、向上心はあるけど真面目ではなかったので、ここってところで手抜きをしていたのですが、

そもそも教師って真面目な人が多いんですよね。こちらが心配になるくらい働いている先生、いるんですよ。

また、小学校の先生は、産休育休3年間もらえるっていいますけど、1年だけ産休とってすぐ復帰される方が近年非常に増えています。

教師以外の職業の方にも言えることだと思いますが、子育てしながらフルで仕事をするのは親も子ども大変。

私の知り合いの先生には睡眠時間3~4時間の方や、毎週土日仕事をしている方など、沢山います。

両親とも教師の知り合いは、子どもを保育園に朝7時から夜7時半まで預けています。

教師の朝は早いので、そういう方、多いと思います。

子どもも大変ですよね。子どもと話す時間、ほぼないって言ってました。

 

だから自分の子どもに割ける時間が少なくて落ちこぼれてしまうのか?

原因ははっきりしないのですが、そういうケースもまああるんだろうな、と思っています。

まあ、世の中引きこもっている人は大勢いるわけで、親の職業も色々だとは思います。

でも、素晴らしい教師の子どもが引きこもっているって聞くと、かなり衝撃を受けるので、

「がつがつ仕事している女性教師の子どもは落ちこぼれ」ってイメージがつきやすいのかなぁ・・・

うーん、切ないですね。

実は私も教師の子どもです。

うちの両親は二人とも教師だったのですが、「子育てをちゃんとしてくれ」という父の頼みをきいて、母は退職。専業主婦だったので、特に私も兄も不自由を感じることなく育ててもらいました。

でも、自分が教師になって、同僚からよく聞いたんですよ

「教師の子どもは、ものすごく優秀か、ものすごくダメダメか、どっちかだ」

って。

自分が教師の子だったんで、「へー、そうなんですかー」くらいでごまかしてましたけど。

いや、私はものすごく優秀でもダメダメでもない平均だと思っているんですけどね(笑)

とにかく、

「大勢の他人の子を育てるのと、一人の我が子を育てるのは全く別事業」

なんじゃないでしょうか。

私は、教師という仕事が好きだったけけど、自分の子どもをきちっと育てたくて退職したので、

意地でも後悔しない子育てをしよう!

と思っています。

でも、現実は、教師だった時より我が子の教育の方が上手くいかないことが多くて自身喪失しています(汗)

教師を目指す女子に、これだけは伝えたい!

それらを踏まえ、これから教師になろうとしている若い女子に伝えたい!

フルタイムで教師しながら子育てはマジで精神的にも体力的にもきついぞ!

頼れる親がいるなら、最初からできるだけ近くに住んだほうがいいぞ!

授業は上手でも、子育てが上手とは限らないぞ!

手抜きをすることを学んだ方がいいぞ!

夫の協力を遠慮なく頼もう!

子育ては、一人だけでするもんじゃないですからね。

周囲の方の協力をうまく得ながらなんとか教師を続けていけるといいですね!

 

読んでいただきありがとうございました。

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