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元教師が教える。クラスでノロやインフルを流行らせないためにできること。

こんにちは、みやです。

最近家庭のことでバタバタしていて、ずっと更新できずにいました。

気付けば朝晩は寒いくらいの季節になりました。

寒くなると流行るのが風邪。

特に、インフルエンザとノロなどの胃腸炎の感染は子を持つ親にとっては脅威ですよね。

うちは、夫が単身赴任でいないので、特にノロなんて子どもがもらってきたらもう終わります・・・

そう、子どもが幼稚園や学校からもらってこなければいいんです!

休みの日などは親の目があるので予防の努力ができますからね。

問題は学校です!

ということで、今日は、学校における風邪などの感染予防について話したいと思います。

感染が拡大するかどうかは担任次第!?

上で話しましたように、わが家は夫がおらず、私一人で育児しています。私が倒れたら誰も助けに来てくれません。子どもたちも困ってしまいます。

インフルエンザはまだ特効薬があるからいいとして、ノロウイルスにだけはかかりたくない!!

と毎年強く思っています。

でも、子どもにいくら気を付けるようにいっても、担任の先生次第ではどうしても感染してしまうんですよね。

特に、新人教師。。。こんなこといっちゃいけないかもしれないですけど、感染予防って観点でいくと、ど素人な場合が多いです!

娘は今2年生なんですけど、去年も今年も臨時採用の若い先生なんで、正直感染予防に関しては期待していません。

現に1学期に既に胃腸炎が流行って学級閉鎖しましたし(涙)

うちの子の担任はベテランだから安心だわ。と思った方!

ベテラン教師だって安心できません。

一昨年、講師でお手伝いに入ったクラスの担任の先生はベテランだったんですけど、吐しゃ物の処理がずさんすぎてびっくりしました。

うーん、私が思うに、仕事のできる先生は感染予防対策もしっかりできていると思います。

授業や学級経営が上手くいっていない先生の中に、対策を怠ってしまうケースが多いんじゃないかなと。

インフルエンザを流行らせないために!

では、具体的に教師がどんな対策をすればよいのか考えていきましょう。

窓は閉めない。

教室って、狭い空間に30人前後の人がひしめいています。

誰かが咳やくしゃみをして菌を排出したら、それが空気中にしばらく舞い続けます。

特に、後ろの席の子が前の席の子に咳を吹きかけたら、高確率でうつります。

冬は寒くて窓を閉めっぱなしのクラスが多いですが、全ての窓を指一本分でいいので開けっぱなしにしましょう。換気は本当に大事です。

マスクを着けさせる。

子どもたちにマスクをつけるようにしつこく声をかけましょう。

私は使い捨てマスクを大量に常備しておいて、風邪をひいている子がいたら、強制的につけさせました。

マスクをせずに咳をしている子がいたら、授業中だってなんだって

「〇〇君、咳が出るならマスクをつけてね。」

と声をかけていました。みんなの前で。

それを繰り返していくと、クラス全体の感染予防意識が高まり、だれかが咳をしていると、

「おい、マスクつけろよ!」

と、子ども同士で注意し合うようになります。

加湿器を使用する。

学校によっては加湿器を各クラス分購入しているのですが、そうでない学校もいまだにあります。

乾燥は感染拡大の元ですから、しっかり加湿する必要があります。

私物の加湿器を持ち込んでいる先生もいますが、私はカーテンを霧吹きで濡らすという裏技で加湿していました(笑)

教室のカーテンって大きいので、結構派手にシューシュー吹き付けちゃいました。

暖房は極力使わない。

子どもが30人くらいひしめいていると、結構室内の気温は上がります。

朝の寒い時間帯だけほんの少し暖房をつけてもいいですが、基本的には使わないのが理想です。

あっという間に乾燥してしまいますからね。

休み時間にカーテンをあけて陽の光を入れると暖かくなりますよ。

手洗いうがいを徹底する。

当たり前の話ですが、手洗いうがいは念入りにさせます。

特に給食前。もっというと、パンの日。手で直接食材を掴んで食べますからね。きちんと清潔にさせましょう。また、給食当番は特にしっかり手洗いうがいをさせましょう。

給食の時グループにしない。

インフルエンザが流行り始めたら、グループになって給食を食べさせるのをやめます。

向かい合った状態で咳やくしゃみをするとうつりやすいからです。

授業の時の机のまま食べさせましょう。

休み時間ごとに水分補給させる。

喉が乾燥していると風邪を引きやすくなります。

喉についたウイルスも15分以内に胃に流してしまえば、胃酸で死ぬっていいますからね。

とにかく頻繁に水を飲むように声をかけましょう。

子どもたち、喉が渇いてないって言うと思うんですけど、私は、ウイルス胃酸で死ぬ説を子どもたちに力説し、なんとか水を飲ませています。

ノロウイルス(胃腸炎)を流行らせないために!

次は、ノロウイルス(胃腸炎)を流行らせないために、教師ができる対策についてです。

基本的には、インフルエンザの時と同じです。換気、手洗いなどは基本ですからね。

それに加えてできる対策について話します。

吐しゃ物の適切な処理

胃腸炎が他の子に感染してしまうかはこれ次第なんです。

吐しゃ物を正しく処理できるかどうかは、

きちんと処理セットの準備があるか。

他の先生との連携はあるか。などがポイントとなります。

養護教諭(保健室の先生)に相談

吐しゃ物の処理方法については、大体、保健室の先生の方から各担任の先生へ伝えられます。

教室に、使い捨て手袋、エプロン、マスクなど、処理セットを配ってくれたり、処理方法についてのプリントをくれたりと、対策を練ってくれるんですね。

それだけの情報じゃ不安な場合は、個人的に保健室の先生に相談にいっていいと思います。

処理経験が少ないのでコツを教えてください!

とか、

吐いてしまった子の身体が汚れていたらどうしたらいいんですか?

とか、細かなことでもいいのできいておくと心の準備ができます。

また、中には、処理セットを配ってくれない養護教諭も残念ながらいます。

今年非常勤で入ったクラスの子が吐いた時に、そのクラスには何一つ処理セットがなくて驚いたんですよね・・・。学年で1つだけ、クラスから離れた場所に処理セットが置いてある学校だったんですが、ひどいですよね。

担任が処理セットを取りに言っている間、吐いた子や他の子どもたちは放置しなきゃならないんですから。

考えられません・・・。

でも、そういう学校もあるんで、早めに処理セットは確保しておきましょう。

誰かが吐いたら、まずは子どもたちを避難させる

上で書いたように、処理の仕方や処理セットの準備など、吐しゃ物処理対策に関してはばっちりな学校、先生は多いんですが、子どもたちへの対応に関しては全然考えていないって学校、非常に多いんです。

みんなノロウイルスの感染力を舐めてますよね。

まずは、誰かが吐いたら子どもたちは別室か、廊下に素早く移動させます。空気感染を防ぐためです。

吐いた子に、

「〇〇ちゃん、大丈夫?」

とかいって寄り添う親切女子とかいますけど、論外ですから。

とにかくその場から離れさせることが重要です。

特に、低学年の子の中には、吐しゃ物をみて自分も気持ち悪くなって吐く子、いるんですよ・・・

そんなことがあちこちで起こったらパニックになりますからね(涙)

吐いた子をどうするか確認

一番困るのが、吐いた子をどうするかってことです。

多くの場合、洋服も汚れちゃってます。上履きもよごれちゃってます。

その子が単独で保健室まで歩いていったら・・・ノロウイルスをばらまくことになります。

理想は、他のクラスの先生か、養護教諭の助けをかりて、その子をお任せすることですね。

その場で体育着に着替えさせてから保健室に移動させるのも手です。

子ども達にも事前に伝えておく!!!

自分が教室で吐いたとして、担任の先生が、他の友達全員を避難させたら、中には傷付く子もいると思います。

また、仲良しの子が吐いたら、駆け寄ってしまう子もいると思います。

ですから、子どもたちにも事前に誰かが吐いた時の動き方についてしっかり伝えておく必要があります。

誰かが吐いたら感染予防のために、他の子は教室から出る。
その際、騒いだり、面白がったりしてはいけない。
廊下に出たら、その日の日直が〇〇先生を呼んでくる。
汚れたところはしっかり処理するので、吐いた子をばい菌扱いしたり、必要以上に避けたりしない。

といったことをきちんと約束しておきましょう。

子どもが他の先生を呼んできてくれると助かりますから、そこのとこもきっちり教えておきましょう。

養護教諭が処理してくれるのが理想

色々偉そうに話してきましたが、担任が子どもの吐しゃ物の処理をする回数なんてそんなに多くはないので、そんなにうまくもならないんですよね。

手袋もエプロンも消毒もしっかりしたはずなのに、自分が感染してしまった、なんて失敗もよくあります。

慣れている養護教諭が処理してくれるのが一番なんですよ。

「私が処理しますから、すぐ呼びにきてくださいね!」

と、言ってくれる養護教諭もいらっしゃいます。養護教諭の鏡ですね!!

前もって、処理に自信がないと伝えておくと、手伝ってくれる養護教諭もいますので、事前の準備は本当に大事です。

 

以上、長々と語ってしまいました・・・。

クラス内での感染を拡げてしまわないよう、出来る限りの努力をしましょうね。

あー、思い出す。初任の時、一番後ろの席の子がインフルにかかって、次の日その前の子、次の日そのまた前の子、、、とだんだん前にインフルが迫ってきて、ついに教卓の私が感染したっけ。。予防接種してたのに。

感染を止められなかった、苦い思い出です・・・。

読んでいただきありがとうございました。

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