こんにちは、みやです。
春休みで子どもが一日中居たので主婦業に忙しく、全然記事を書けませんでした・・・
やっと今日から数時間だけですが自分の時間がもてるので、どんどん皆さんのお役に立てるような記事をアップしていけたらと思っています!
さて、今日は学校のプールの話です。
今も昔も6月くらいからプール指導が始まります。
皆さんはプールの時間が好きなお子さんでしたか?
私は、大嫌いでした・・
だって泳げないですもん。それに、寒いじゃないですか。
プール指導は年間〇時間やる。という決まりがあるので、いくら梅雨で雨続き&くもり続きでもなんとかプールを決行しなければならないんですよね。
これが無理があるんですよね。
思い切って梅雨明けスタートにして、9月いっぱいまでにしたらいいのに。
近年の9月はまだまだ殺人的な暑さですからね。
と、余談はこのへんにしておいて・・・
スイミングに通っていない子はほとんど泳げない状態で小学校に入学してきます。
学校のプール指導だけで、どれだけの子が泳げるようになるのでしょうか?
「泳げる」というのを、息継ぎをして25メートル泳ぐ。という観点で考えると、
スイミングに通わず、学校の指導だけで泳げるようになる子はほとんどいないです。
学校でプール指導がある→我が子は泳げるようになるはず
と、期待している保護者の方もいらっしゃるかもしれませんが、正直厳しいでしょう。
私は東京都と埼玉県の学校事情しか知らないので地域によって違うかもしれませんが、
低学年は水慣れしかしないので、指導したとしてもけのびくらい。
だから、泳げなくても目立ちません。
でも、中学年になると、泳げる子がグンと増えます。
中学年に間に合うようにスイミングを習ったり、もっと前から習っていたけど低学年の水遊びの時にはその力を発揮する場がなかったり。
とにかく、低学年の時に比べると中学年では泳げない子が目立つんです。
子どもによっては、プールの時間を嫌がるようになったり、泳げる友達の姿を目の当たりにして自信を失ったりすることもあります。
そして、ますます苦手意識が高まり、水泳嫌いになる。
よくないパターンですね・・・
そんな時、我々教員はどうするのか!?
これ、ほとんどの教員は、そんな子どものケアができずに終わります。放置に近いですね。
おいおい、だったら最初からプール指導なんてするな! うちの子が恥さらしになるだけじゃん!
て思いません?思いますよね?
私もそう思います。
でも、プール指導中って教師にあまり余裕がないんです。
プール指導は学年ごととか、2~3クラスごととかの合同で行われます。
例えば、1クラス25人だったとして、それが3クラスで75人。
その人数を担任3人プラスお手つだいの先生1人連れてきて4人でみるとします。
先生には役割があって、4人全員が水の中には入れません。
プールサイドで監視や水質管理、見学者のケア、けが人が発生した時の治療などの仕事があるからです。
大体、水中に2人、プールサイドに2人になります。
とくに大事なのは、監視。
溺れている子がいたらすぐに飛び込んで助けられるように、プールサイドの角にたって全体を見まわしています。
プールの中には入れないけど、Tシャツの下に水着を着用しています。(めちゃくちゃ暑い)
プールの中にいると、視界が狭くなって全体が見渡せないんですよね。
あと一人の先生は拡声器などもって、全体に指導をしたり声をかけたりしています。
残り二人の先生で75人の泳ぎの指導・・・・
ね、泳げるようになるわけないでしょ?
まあね、それじゃあんまりなんでプールサイドにいる先生のうち1人がプールに入って指導しちゃうこともあります。
でも、それだけの人数ですからね。一人にかけられる時間はわずかです。
泳力別にコースを分けて指導しますが、それでも結構混む。
ある程度息継ぎをして泳げる子に、ちょっとしたフォームの改善アドバイスをするのは簡単なんですが、
全く泳げない子の水への恐怖感をなくし、泳げるようにするには全然時間が足りない・・・
それに、泳ぎ方の指導を得意とする教師は限られていますからね。
そんなこんなで、ほとんどの子はスイミングや短期の水泳教室に通って泳げるようになっています。
うーん・・・ほんと、学校のプール指導なんてやめちゃえばいいのに。
(とかいうと、プール指導に熱心な先生に怒られちゃうか・・・)
一つだけ救いのある話をすると、
ものすごーく賢くて飲みこみの早い子どもは、学校のプール指導だけで泳げるようになります!!
こっちがびっくりするくらい、指導したことをすぐに実践して体得してしまうようなセンスのいい子、いるんですよね。
ですから、最初からあきらめてスイミングを始めるのではなく、少しお子さんの様子を伺ってからでも遅くないと思います。
余談ですが、北海道ではプール指導がないらしいですね。まあ気候的に時数確保ができないんでしょうね。
その代わり、スキーの授業があるらしいですよ!!
読んでいただいてありがとうございました。