こんにちは、みやです。
最近は、ニュースなどで、教師がとても多忙だということが取り上げられるようになってきました。
そりゃ、大勢の子どもを預かっているわけですから、忙しいんだろうな、とは思うけど実際どのくらい忙しいのか?というと、、、
いそがしくてトイレに行けない→膀胱炎を繰り返すほど忙しいんです(涙)
膀胱炎、実は教師の職業病と言われています。
特に女の先生に多いとのこと。
私も2回膀胱炎になってしまったことがあります。
若かったから、泌尿器科にかかるの嫌だったなぁ・・・ワケわかんない中国人の医者に性病と間違えらえたこともあったし・・・
私が膀胱炎になったのは、2年生の担任の時でした。
そのクラスは、1年生の時に学級崩壊しているクラス。それをそのまま私が受け継いだんですね。
もうね、ものすごく手のかかる子どもが多くて、毎日地獄でした。
朝8時から子どもたちが帰る15時半くらいまで、トイレにいけないんです。
水も飲めません。
思い出すだけで冷や汗が出そう・・・
二学期からは大分落ち着いたので、給食の時間あたりでトイレにいけたのですが、
一学期はとにかく学級を落ち着かせよう。子どもと信頼関係を築こうと必死だったんですよね。
崩壊してるクラスを受け持つと、最初はこんなに大変なんだ、ってのを振り返ってみました。
一日の流れ
朝、職員室で打ち合わせをしている時から、私のクラスの子たちだけ廊下で騒いでるから注意しにいく。
打ち合わせが終了したら、ダッシュで教室へ。
案の定、朝自習なんてしてないし、ケンカ発生までしてるから、指導。
宿題や連絡帳など提出物が全員出ていないから全体に確認。
1時間目授業終了
5分休みで二時間目の準備、子どもにも準備させる(自分で準備ができない子が多い)
2時間目授業終了
20分休みで、次の授業準備と、信頼関係を築くために子どもを全員校庭に出して一緒に遊ぶ。
休み時間の途中で大体けんかがあるから、仲裁したり保健室につれていったりする。
その後急いで再び授業準備。
3時間目授業終了
5分休み、次の授業準備、子どもたちにも授業準備をさせる。
4時間目授業終了
給食当番への声かけ&配膳手伝い
当番以外の子どもたちを大人しく着席させるのに悪戦苦闘。
いただきます
食べながら落ち着きのない子どもたちへの指導
5分以内で給食を食べ、宿題の採点や保護者への連絡帳を記入。
食べ残しがすごい子への声かけ。
ごちそうさまの後、掃除
わかりやすーい掃除当番表をみても、自分が何をすればよいかわからない子が沢山いるから、教える。
何度説明しても掃除の仕方がわかっていない子がいるから教える。
自分も掃除する。
さぼっている子への指導。
掃除中のケンカの仲裁。
昼休み
授業準備
落ちこぼれ児童のフォロー
子どものけんか仲裁
子どもと少し遊ぶ
5時間目終了
急いで帰りの支度をさせる。
さようなら
こんな感じです。ここでやっとトイレに行けます。
しかも、授業が大変なんですよ。崩壊してますから、人の話は聞きません。
まずは話を聞く体制を取らせるのに時間がかかり、
一年生からの積み重ねがない児童が多いので、学習の指示をだしても理解ができない子続出。
個別指導が必要になります。
子どもたちに喝を入れながら、教室中の机の脇を歩き回って指導します。
ぐったりです。
体育、理科、図工、生活科、家庭科など、授業準備に時間がかかる教科があったりするとなおさらトイレになんていけません。
崩壊クラスって、子ども同士もギスギスしてますし、悪ガキグループが勢力をもっているので、ケンカもめちゃくちゃ多いです。
辛かったなあ。。
まあ、落ちるとこまで落ちてるクラスだったんで、頑張って立て直したらみんなに感謝されたってメリットもありましたけどね。
若いからできたのかもなぁ。
そんなこんなで、私は膀胱炎になってしまいました。
抗生剤を飲んでも一度じゃよくならず、さらに強い抗生剤を飲んで、治ったと思ったらすぐ再発し・・・
と、散々でした。
抗生剤飲み過ぎてカンジダになるし(涙)
小学校教師って、学年によっては専科(音楽は音楽専門の先生が授業するなど)がなかったりするんで、子どもが帰るまでちっとも休めないんですよね。
辛くても誰も助けてくれないし。
放課後は放課後で仕事山ほどあるし。
そして、こうして学級崩壊クラスを立て直した私は、次の年も、その次の年も、大変なクラスを持たされる羽目になりました。
(;´д`)トホホ
先生方、何がなんでもトイレだけは行ってくださいね!!!
読んでくれてありがとうございました。